「UFCライト級史上最強のチャンピオン」と呼ばれるBJ・ペンが、「ライト級最強の挑戦者」の呼び声が高いケニー・フロリアンと激突するUFCライト級タイトルマッチです。UFC94で、ジョルジュ・サン・ピエール(GSP)の持つUFCウェルター級タイトルに挑戦し、完敗を喫したBJ・ペンですが、ライト級では敵なし状態。強敵ケニー・フロリアンを迎えて、どんな戦いをするのか楽しみですね。
試合は開始直後からBJ・ペンがプレッシャーをかける予想通りの展開。BJ・ペンは、長いリーチを生かして攻めようとするケニー・フロリアンのハイキック、ミドルキックをブロックすると、右ストレートをケニー・フロリアンの顔面にクリーンヒットさせ、オープニングヒットを奪います。
「BJは本当に的中率が良いなあ」と感心する管理人。BJ・ペンは、身長で3センチ、リーチで10センチ上回るケニー・フロリアンの懐に簡単に飛び込み、右ストレート、左右のフックをヒットさせます。さすがは「ライト級史上最強のチャンピオン」と呼ばれるBJ・ペンですね。
タイトル奪取に静かなる闘志を燃やすケニー・フロリアンも、サウスポースタイルからキック、パンチを打ち込みながら距離を詰め、組み付いてテイクダウンを奪おうとするのですが、「腰が重い」BJ・ペンを倒すことができません。
逆に、1ラウンド終了間際には、BJ・ペンのオーバーハンドライトがケニー・フロリアンのテンプルをとらえ、ケニー・フロリアンがふらついたところへ、BJ・ペンが膝蹴りを2連打!1ラウンド終了のブザーが鳴らなければ、試合が終わってもおかしくないダメージでしたね。
2ラウンド、3ラウンドは、BJ・ペンがケニー・フロリアンにプレッシャーをかけながらジワリジワリとダメージを与える展開が続きます。ケニー・フロリアンも何とか反撃しようと、BJ・ペンの足に組み付いてテイクダウンを奪おうとしますが、BJ・ペンは金網を上手く使いながら倒れることなく、試合を支配。
3ラウンド終了間際には、ケニー・フロリアンのスーパーマン・パンチに、BJ・ペンがカウンターの左フックを完璧に合わせるなど、完全にケニー・フロリアンの動きを見切っているようです。粘り強いケニー・フロリアンが、BJ・ペンの前では成す術がありません。
BJ・ペンのペースが続き、迎えた4ラウンド1分すぎ、BJ・ペンがケニー・フロリアンに3連打の右フックを打ち込み、金網に押し込むと、そのままケニー・フロリアンを持ち上げてテイクダウンを奪います。「フロリアンがあれだけテイクダウンを取ろうとして無理だったのに、BJはあっさりテイクダウンを奪っちゃったよ」と呆然とする管理人。
この試合初めてBJ・ペンがケニー・フロリアンの上になると、コツコツとパンチや肘を連打して、残り2分でマウントポジションへ移行。パウンドを連打するBJ・ペンに対して、ケニー・フロリアンは防戦一方です。「これは決まるかな?」と思った瞬間、BJ・ペンの肘打ちがケニー・フロリアンの顔面を直撃し、ケニー・フロリアンはたまらず亀のように丸くなります。
このチャンスをBJ・ペンが逃すわけはなく、ケニー・フロリアンの後ろに組み付いて裸締めで締め上げると、ケニー・フロリアンは苦悶の表情を浮かべながらタップアウト。BJ・ペンが4ラウンド3分54秒、裸締めでケニー・フロリアンに一本勝ちを収め、タイトル防衛に成功しました。
BJ・ペン、強すぎます!ケニー・フロリアン相手に完勝ですからね。試合後のBJ・ペンの顔は試合前と変わらずキズがなく、反対にケニー・フロリアンの顔はボコボコに腫れ上がっています。次の挑戦者はディエゴ・サンチェズではないかと勝手に予想しているのですが、BJ・ペンが負ける姿が想像できません。「ライト級最強はBJ・ペン」を証明した試合でした。

