UFC101でライト級の絶対王者、BJ・ペンに完敗を喫したケニー・フロリアンが、アメリカで絶対的な人気を誇るアグレッシブなUFCファイター、クレイ・ギーダと激突するUFCライト級ノンタイトルマッチです。ケニー・フロリアンにとっては大事な再起戦ですね。
試合は開始と同時にクレイ・ギーダがダッシュし、ケニー・フロリアンにパンチを打ち込もうとする予想通りの展開。クレイ・ギーダは、長身のサウスポー、しかも柔術黒帯のケニー・フロリアン相手に一気に試合を決めてしまおうという作戦ですね。
クレイ・ギーダは決して器用なファイターではありませんが、とにかく前へ出てノンストップで殴り続けるファイティングスタイルは、アメリカを中心にUFCファンから圧倒的な人気を誇っています。「倒すか倒されるか」の戦い方なので、初めてUFCを観る人からUFCマニアまで楽しめますよね。
「ギーダは本当に勇敢だよ。サウスポーのフロリアン相手に、普通は怖くて真正面から行けないんだけどなあ」と改めてクレイ・ギーダのファイティングスタイルに拍手を送る管理人。パンチを打たれながらも距離を詰めようとする戦い方は「男の中の男」ですね。
猛然と襲いかかるクレイ・ギーダですが、ケニー・フロリアンは冷静にクレイ・ギーダのパンチをかわし、カウンターで肘や膝をクレイ・ギーダの顔面に叩き込みます。1ラウンド4分には、クレイ・ギーダが額をカットし、自慢の長髪が血で真っ赤に!ものすごい出血です。
2ラウンドに入ると、お互いがスタンディングでパンチを狙う展開が続き、迎えた2分すぎ。クレイ・ギーダの右ストレートをかわしたケニー・フロリアンがカウンターの右フックを叩き込みます。このパンチがクレイ・ギーダのアゴをとらえ、前のめりに崩れ落ちるクレイ・ギーダ。
ケニー・フロリアンはダウンしたクレイ・ギーダに襲いかかると、すかさずバックを取って、裸締めスリーパーに移行します。いくらタフなクレイ・ギーダと言えど、さすがにどうすることもできずタップアウト!ケニー・フロリアンが、2ラウンド2分19秒、クレイ・ギーダから裸締めでタップアウトを奪い快勝しました。
ケニー・フロリアンの冷静さ、テクニックが目立った試合でしたね。クレイ・ギーダの突進に巻き込まれて打ち合うUFCファイターが多い中、最後まで冷静に試合を運び、確実に仕留めるところはさすがです。勝ったケニー・フロリアンはもちろん、敗れたクレイ・ギーダの良さが随所に出た、見ごえのある試合でした。
