ラシャド・エバンスとチアゴ・シウバの戦績
| アメリカ | ラシャド・エバンス MMA戦績:20戦18勝1敗1分 |
| ブラジル | チアゴ・シウバ MMA戦績:15戦14勝1敗 |
UFCライトヘビー級チャンピオン、リョート・マチダへのリベンジを狙う前チャンピオンのラシャド・エバンスと、ブラジル出身のストライカー、チアゴ・シウバが激突するUFCライトヘビー級ノンタイトルマッチです。
ラシャド・エバンスもチアゴ・シウバも総合格闘技の敗戦はわずかに1つだけ。どちらもUFCライトヘビー級チャンピオンのリョート・マチダに喫した1敗です(ラシャド・エバンスはUFC98で敗戦、チアゴ・シウバはUFC94で敗戦)。この試合に勝って、リョート・マチダとの再戦に近づくのはラシャド・エバンスでしょうか?チアゴ・シウバでしょうか?
試合は開始直後からラシャド・エバンスがチアゴ・シウバに組みつき、金網まで押し込んでテイクダウンを奪う展開で進みます。レスリングをベースに戦うラシャド・エバンスとしては、チアゴ・シウバの強打を回避しながら自分のペースに持ち込む理想的な戦い方ですね。
一方のチアゴ・シウバはラシャド・エバンスのタックルをもらい、テイクダウンを奪われながらも、すぐに立ち上がり打撃を狙います。スタンディングの打撃勝負なら、チアゴ・シウバに分がありそうですが、ラシャド・エバンスがパンチを出しながら距離を詰め、タックルを仕掛けてくるので、チアゴ・シウバは戦いづらそうです。
2ラウンドも同じような展開で、ラシャド・エバンスがチアゴ・シウバからテイクダウンを奪い、試合を有利に進めます。ラシャド・エバンスは、チアゴ・シウバ得意の打撃戦に持ち込まれないよう、考えながら戦っていますね。
3ラウンドに入ると、チアゴ・シウバが左ジャブから右ストレートのコンビネーションを打ちながらプレッシャーをかけます。ラシャド・エバンスは上半身をリズミカルに振りながら攻撃をよけますが、ラウンド中盤、チアゴ・シウバの右ストレートがラシャド・エバンスのアゴをとらえ、ラシャド・エバンスがぐらつきます。
逆転KOを狙うチアゴ・シウバは一気に距離を詰めて左右のフック、アッパーを連打しますが、勝利への執念をみせるラシャド・エバンスは必死にチアゴ・シウバに組みついて追撃を回避。その後は、お互いに決定打を打ち込めないまま、試合終了のブザーが鳴り響きます。結果は3人のジャッジすべてが29-28でラシャド・エバンスを支持し、ラシャド・エバンスがチアゴ・シウバに勝利しました。
めちゃめちゃ緊張感のある試合でした。ラシャド・エバンスはチアゴ・シウバに勝ったことで、再びタイトル挑戦の話が出てきそうですね。負けたチアゴ・シウバも最後は素晴らしいラッシュで、ラシャド・エバンスをあと一歩のところまで追い詰めました。改めてUFCライトヘビー級の層の厚さを感じた試合でした。

