ヴァンダレイ・シウバとマイケル・ビスピンの戦績
| ブラジル | ヴァンダレイ・シウバ MMA戦績:44戦32勝10敗1分1無効試合 |
| イギリス | マイケル・ビスピン MMA戦績:21戦19勝2敗 |
日本でも絶大な人気を誇る総合格闘家、ヴァンダレイ・シウバと、UFC登竜門番組「The Ultimate Fighter」のシーズン9でコーチを務めたマイケル・ビスピンが激突するUFCミドル級ノンタイトルマッチです。ヴァンダレイ・シウバはブラジル、マイケル・ビスピンはイギリスを代表するUFCファイターで、タイトル挑戦を狙っています。
ただ、どちらも最近、痛い星を落としているんですよね。ヴァンダレイ・シウバはUFC92のクイントン・ランペイジ・ジャクソン対ヴァンダレイ・シウバで失神KO負け、UFC99のリッチ・フランクリン対ヴァンダレイ・シウバで判定負け。一方のマイケル・ビスピンはUFC100のダン・ヘンダーソン対マイケル・ビスピンで壮絶なKO負けを喫しています。
この試合はヴァンダレイ・シウバにとって、UFC復帰後、初となるミドル級での戦いです。PRIDE(プライド)で「ミドル級の絶対王者」と呼ばれたヴァンダレイ・シウバの復活劇第一章となるのか?それともマイケル・ビスピンがタイトル挑戦に近づく勝利を手にするのか?人気ファイター同士の激突です。
試合序盤、ペースを握ったのはイギリス出身のマイケル・ビスピン。開始1分、ヴァンダレイ・シウバの右ストレートをかわして、すかさずタックルを決め、テイクダウンを奪います。さらに、ラウンド中盤にもタックルを決め、起き上がろうとするヴァンダレイ・シウバに左右のフック、左ハイキックを叩き込み、ダメージを与えます。マイケル・ビスピンの鋭いタックルが決まっていますね。
「ビスピンは打ち合いを避けて上手く戦っているよ。ヴァンダレイは距離に戸惑っているかな?」と思っていると、1ラウンドのラスト1分くらいからヴァンダレイ・シウバがマイケル・ビスピンのタックルを読み始め、ラスト5秒、ヴァンダレイ・シウバが強烈な左フックをマイケル・ビスピンの顔面に叩き込んで反撃開始!一進一退の攻防になってきました。
2ラウンド終了間際には、ヴァンダレイ・シウバがタックルを仕掛けてきたマイケル・ビスピンの首を掴み、そのまま引き込んでギロチンチョークを狙います。「あ、決まった!ビスピン、苦しいかな?」と思わず体を乗り出して戦況を見つめる管理人。完全にギロチンチョークが決まったと思ったのですが、ラウンド終了のブザーが鳴り響き、決着は最終ラウンドに持ち込まれます。技を切り返したヴァンダレイ・シウバもすごいですが、ギリギリで耐えたマイケル・ビスピンもすごいですね。
最終ラウンドはヴァンダレイ・シウバもマイケル・ビスピンもスタンディングの打撃で勝負し、鋭い左ジャブ、左右のフック、左右のキックを連打します。どちらも最終ラウンドとは思えない数の打撃を繰り出していますね。終了間際には、ヴァンダレイ・シウバの右フックがマイケル・ビスピンのテンプルに直撃し、マイケル・ビスピンがダウン!
ヴァンダレイ・シウバはダウンしたマイケル・ビスピンに打撃を叩き込み、完全決着を狙いますが、試合終了のブザーが鳴り響き、勝敗は3人のジャッジに委ねられます。結果は3人のジャッジすべてが29-28でヴァンダレイ・シウバを支持。ヴァンダレイ・シウバが3-0の判定でマイケル・ビスピンに勝利し、UFCの連敗を2でストップしました。
勝ったヴァンダレイ・シウバも、敗れたマイケル・ビスピンも素晴らしかったです!打撃や駆け引きを十分に堪能できる「これぞUFC」という戦いでしたね。「減量苦さえなければ、ヴァンダレイはミドル級で戦ったほうが本来の実力を発揮できるよ」と期待させてくれる試合でした。UFCミドル級タイトルをかけた「アンデウソン・シウバ対ヴァンダレイ・シウバ」の「シウバ対決」が実現する可能性が出てきましたね。くー、楽しみです。

