マット・ヒューズとヘンゾ・グレイシーの戦績
| アメリカ | マット・ヒューズ MMA戦績:50戦43勝7敗 |
| ブラジル | ヘンゾ・グレイシー MMA戦績:21戦13勝6敗1分1無効試合 |
UFCウェルター級タイトル獲得経験を持つUFCを代表するファイター、マット・ヒューズが、UFC初参戦となるヘンゾ・グレイシーと激突するUFCウェルター級ノンタイトルマッチです。会場はUFC初開催となるUAEのアブダビ。総合格闘技のパイオニア同士がオクタゴンで雌雄を決するUFCファンにとってはたまらない好カードですね。
世界中の総合格闘技ファンが注目する試合はスタンディングの打撃戦で始まります。グレイシー一族の中で最もボクシングが上手いと言われるヘンゾ・グレイシーに対して、マット・ヒューズは真っ向から打撃で勝負していますね。
2ラウンドに入ると、マット・ヒューズが右ローキックを多用し、ヘンゾ・グレイシーの動きを止めようとします。組技格闘技、アブダビ・コンバットで2度優勝した経験を持つヘンゾ・グレイシーですが、あくまでスタンディングの打撃戦で勝負をするようです。
「打撃戦になると、ヒューズのほうが有利なんじゃないかな?ヘンゾは真正面からの打ち合いを避けないと、ローキックでダメージが蓄積しちゃうよ」と思っていると、3ラウンド、マット・ヒューズの右ローキックがおもしろいように決まり、ヘンゾ・グレイシーが苦悶の表情を浮かべます。
「ヘンゾはダメージもあるし、スタミナも切れてきたよ。ヒューズは仕留めることができるかな?」と試合の行方を見守る管理人。すると、残り30秒、マット・ヒューズが左ジャブでヘンゾ・グレイシーを金網に追い込んで、強烈なワンツーの2連打から右アッパーを叩き込み勝負あり。
最後はヘンゾ・グレイシーが崩れ落ちたところで、レフェリーが試合をストップ。マット・ヒューズが3ラウンド4分40秒、ヘンゾ・グレイシーにTKO勝ちを収め、総合格闘技の「パイオニア対決」に快勝しました。
マット・ヒューズのパワーがヘンゾ・グレイシーのテクニックを封じ込めた試合でしたね。3年ぶりの試合となったヘンゾ・グレイシーはスタミナ不足を露呈し、最後はアブダビのファンからブーイングを浴びてしまう、ほろ苦い試合となってしまいました。
自ら「引退が近い」と公言しているマット・ヒューズ。2度UFCウェルター級チャンピオンに君臨し、7度のタイトル防衛を誇るマット・ヒューズは、圧倒的な強さを誇示するUFCウェルター級チャンピオンのジョルジュ・サン・ピエール(GSP)との4度目の戦いを実現し、自らの花道を飾ることはできるでしょうか?今後もマット・ヒューズに注目です。

