UFCライトヘビー級ノンタイトルマッチ
| アメリカ | チャック・リデル MMA戦績:28戦21勝7敗 |
| アメリカ | リッチ・フランクリン MMA戦績:33戦27勝5敗1無効試合 |
元UFCライトヘビー級チャンピオンの「アイスマン」チャック・リデルと元UFCミドル級チャンピオンの「エース」リッチ・フランクリンが激突するUFCライトヘビー級ノンタイトルマッチです。元チャンピオン同士の楽しみな試合ですね。
チャック・リデルとリッチ・フランクリンはUFC登竜門番組「ジ・アルティメット・フィター」(通称TUF)のシーズン11でコーチを務めていました(リッチ・フランクリンはティト・オーティズの後任として途中からコーチを担当)。変則ですが、恒例のTUFコーチ対決ですね。
チャック・リデルは前回参戦したUFC97でマウリシオ・ショーグンに1ラウンドTKO負け。一方のリッチ・フランクリンはUFC103でビクトー・ベウフォートに1ラウンドKO負け。UFCのデイナ・ホワイト社長から「負けたファイターは真剣に引退を考えないといけない」と警告され、どちらにとっても絶対に負けられないサバイバルマッチです。
試合は、左ジャブを突きながらジワリジワリと距離を詰め、得意の右ストレート、右ハイキックを狙うチャック・リデルに対して、サウスポーのリッチ・フランクリンが距離を保ちながらカウンターを狙う展開で始まります。予想通り、チャック・リデルが立ち上がりから出てきましたね。
1ラウンド2分には、チャック・リデルがリッチ・フランクリンの右足を取って押し倒し、テイクダウンを奪います。そして、上になったチャック・リデルはリッチ・フランクリンにパウンドを打ち込むチャンスを狙います。しかし、リッチ・フランクリンが一瞬のスキをついて脱出に成功。息詰まる攻防が続いています。
「チャックもリッチも動きがいいね」と思っていると、1ラウンド残り1分、チャック・リデルの右ストレートがリッチ・フランクリンのアゴを打ち抜き、リッチ・フランクリンが吹っ飛びます。
「あ、効いた!チャック、チャンスだよ」とソファーから立ち上がって応援する管理人。チャック・リデルは一気に畳みかけようと距離を詰めますが、ダメージを抱えながらもリッチ・フランクリンが左ストレートを打って応戦し、チャック・リデルに追撃するチャンスを与えません。
1ラウンド終了間際、勝負を決めたいチャック・リデルがリッチ・フランクリンを金網に押し込み、パンチとヒジ打ちを狙いますが、反撃を狙うリッチ・フランクリンはチャック・リデルの踏み込みに合わせて抜群のタイミングで右フックのカウンターを放ちます。
このパンチがチャック・リデルのアゴにクリーンヒットし、チャック・リデルが後ろへ崩れ落ちます。最後はリッチ・フランクリンが仰向けにダウンしたチャック・リデルにパウンドを連打したところで、レフェリーが試合をストップ。リッチ・フランクリンが1ラウンド4分55秒、チャック・リデルに逆転KO勝ちを収め、TUFコーチ対決に勝利しました。
リッチ・フランクリンが一撃必殺のカウンターで勝敗をひっくり返した試合でしたね。チャック・リデルは完全に失神しちゃいました。なお、勝ったリッチ・フランクリンは1ラウンド終盤にチャック・リデルの右ハイキックをブロックしたとき、左腕を骨折してしまったようです。その状態で、よく勝ちましたね。
リッチ・フランクリンは試合後のインタビューで「腕をケガしたとき、あきらめようと思わなかったんですか?」という質問に「冗談じゃないよ。腕を折ったけど、あきらめるわけないだろ」と答え、大きな拍手を浴びていました。リッチ・フランクリン、すげえ!
一方、敗れたチャック・リデルはUFC3連敗となってしまいました。攻撃面の衰えはそれほど感じないのですが、長年のダメージが蓄積され、打たれ弱くなっている印象を受けたUFCファンは管理人だけではないと思います。もしかすると、UFCを支えてきた「アイスマン」がこのまま引退しちゃうかもしれませんね。
チャック・リデル対リッチ・フランクリンの試合結果
| 試合結果 | リッチ・フランクリンが1ラウンド4分55秒KO勝ちで大逆転。敗れたチャック・リデルはUFC3連敗。 |

