UFCライト級ノンタイトルマッチ
| イギリス | ポール・ケリー MMA戦績:14戦11勝3敗 |
| アメリカ | TJ・オブライエン MMA戦績:19戦16勝3敗 |
イギリス出身のアグレッシブなファイター、ポール・ケリーが、UFC登竜門番組「ジ・アルティメット・ファイター」(通称TUF)シーズン12の出場者、TJ・オブライエンと激突するUFCライト級ノンタイトルマッチです。ポール・ケリーの身長は175センチ、TJ・オブライエンの身長は188センチ。体格差、リーチ差が試合にどんな影響を与えるのでしょうか?
試合は、上体を振りながらパンチを出して距離を詰め、左右のフックを狙う小柄なポール・ケリーに対して、TJ・オブライエンが長い距離から左ジャブ、右ストレートを狙う展開で始まります。両者の身長差は13センチありますが、小柄なポール・ケリーはこの手の戦いに慣れているのか、それほど苦にしていないようです。
1ラウンドはお互いが様子を見る静かな展開が続き、迎えた2ラウンド。開始からポール・ケリーがフェイントをかけながらTJ・オブライエンの懐へ飛び込むチャンスをうかがいます。そして開始30秒、強烈な左フックをTJ・オブライエンのアゴに叩き込み、TJ・オブライエンがダウン!
ポール・ケリーは一気に飛びかかりTJ・オブライエンにパウンドを連打しますが、TJ・オブライエンが三角締めを狙っていることを察知すると、自分から距離を取って「さあ、立ち上がってスタンディングで勝負しようぜ」とTJ・オブライエンを挑発します。ポール・ケリーは熱い戦い方の中にも冷静な部分を持ち合わせていますね。
2ラウンド1分すぎ、TJ・オブライエンが一瞬のスキを突いてポール・ケリーに組み付き、ポール・ケリーからバックマウントを奪い、サブミッションを狙います。しかし、ポール・ケリーがTJ・オブライエンを振り落として、サイドポジションを奪うと、ここから左手でTJ・オブライエンの右手、両足でTJ・オブライエンの左手の自由を奪い、「マット・ヒューズ・ポジション」に移行します。
全く身動きができないTJ・オブライエンに対して、ポール・ケリーは1分近くパウンドとヒジを連打!TJ・オブライエンは必死に逃げようとしますが、最後はポール・ケリーのパウンド、ヒジがTJ・オブライエンの顔面を数十連打したところでレフェリーが試合をストップ!2ラウンド3分16秒、ポール・ケリーがUFC初出場となるTJ・オブライエンをTKO勝ちで下しました。
ポール・ケリーが、TJ・オブライエンとの体格差、リーチ差を全く感じさせない見事な戦いで存在感をアピールしましたね。ポール・ケリーは、懐へ飛び込むときに全く迷いがない勇敢なファイターで、気持ちの良い戦い方をする戦士だと思いました。次の試合も観てみたいですね。

