UFCウェルター級ノンタイトルマッチ
| アメリカ | BJ・ペン MMA戦績:24戦16勝7敗1分 |
| アメリカ | ジョン・フィッチ MMA戦績:30戦26勝3敗1無効試合 |
ライト級とウェルター級の2階級制覇を成し遂げた元UFCチャンピオンの「神童」BJ・ペンと、UFC参戦後13戦1敗(唯一の敗戦はジョルジュ・サン・ピエール)の驚異的な戦績を誇るジョン・フィッチが激突するUFCウェルター級ノンタイトルマッチです。
BJ・ペンもジョン・フィッチもUFCウェルター級を代表するトップコンテンダー。サバイバルマッチを制してUFCタイトルに挑戦するファイターはマット・ヒューズ戦で衝撃的な復活を果たした元2階級制覇チャンピオンのBJ・ペンでしょうか?それとも、UFC参戦以来、一度もKO負け、一本負けのない「不沈艦」ジョン・フィッチでしょうか?
試合が始まると、まず仕掛けたファイターはBJ・ペン。開始と同時に勢いよくオクタゴンの中央に飛び出し、ジョン・フィッチの左ローキックに合わせて左足をキャッチ。そのまま金網に押し込んで、コツコツとパンチやヒザを打ち込みます。
しばらくスタンディングの攻防が続き、迎えた1ラウンド2分30秒。BJ・ペンがジョン・フィッチの顔面にパンチを叩き込み、ジョン・フィッチのガードが上がったところで腰にタックルを決め、そのまま持ち上げてテイクダウンを奪います。
上になったBJ・ペンはジョン・フィッチに関節技を仕掛けようとポジションを変えながら技をかけるタイミングを狙いますが、ジョン・フィッチが一瞬のスキをついて脱出に成功。さすがはBJ・ペンとジョン・フィッチ。見ごたえのあるハイレベルの攻防が続いています。
2ラウンドに入ると、いきなりBJ・ペンが飛びヒザ蹴りを狙います。しかし、ジョン・フィッチは冷静に飛びヒザ蹴りをかわしてBJ・ペンをキャッチし、逆にテイクダウンを奪います。倒されたBJ・ペンはすぐに立ち上がり、反撃を回避。一瞬たりとも気が抜けない凄まじい技術戦になってきました。
その後、BJ・ペンがジョン・フィッチのバックに回り込み、グラウンドに持ち込んで裸締めを狙いますが、一瞬のスキをついて、ジョン・フィッチがスイープし、上から強烈なパウンドとヒジを連打します。ジョン・フィッチのスイープ技術は天下一品ですね。めちゃめちゃ鮮やかです。
一進一退の攻防で迎えた最終ラウンドは、ジョン・フィッチがいきなり右ストレートをBJ・ペンのテンプルへ叩き込み、ダウンしたBJ・ペンに上からゴリゴリとパウンドを連打。一度はBJ・ペンが立ち上がりましたが、再びジョン・フィッチがBJ・ペンに組み付いてテイクダウンを奪い、ここから凄まじい数のパウンドとヒジの連打します。
BJ・ペンは防戦一方で、見る見るうちに顔の形が変わっていきます。ジョン・フィッチはラスト3分30秒間、BJ・ペンにパウンドとヒジの雨を降らせました。最終ラウンドで、これだけの攻撃ができるなんて信じられないスタミナです。このスタミナこそ、ジョン・フィッチが持つ最強の武器ですね。
このままジョン・フィッチがBJ・ペンを殴り続け、試合終了のブザーが鳴り響きます。結果は3人のジャッジに委ねられ、1人がジョン・フィッチ、2人がドロー。判定の結果、BJ・ペンとジョン・フィッチの激闘は引き分けに終わりました。
BJ・ペンとジョン・フィッチのプライドと技術がぶつかり合った素晴らしい試合でしたね。試合前は「フィッチがBJを圧倒するんじゃないかな?」と予想していたのですが、BJ・ペンが序盤に奪ったアドバンテージがモノを言い、引き分けに終わりました。3ラウンドだけを考えると、完全にジョン・フィッチの勝ちですが、トータルで戦える戦術眼はさすがBJ・ペンです。
ただ、この試合で一気に株を上げたファイターは間違いなくジョン・フィッチでしょう。判定勝ちが多いので、地味な印象がありますが、総合格闘技に必要な技術とスタミナを兼ね備えた素晴らしいファイターです。
個人的には再戦で決着をつけて、勝者がUFC129で行われるジョルジュ・サン・ピエール(GSP)対ジェイク・シールズの勝者に挑戦するのが一番スッキリすると思います。素晴らしい技術戦だったので、ぜひもう一度観たいですね。
BJ・ペン対ジョン・フィッチの試合結果
| 試合結果 | 1人がジョン・フィッチ、2人がドローで引き分け。 【公式ジャッジの採点結果】
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