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BJ・ペンvsニック・ディアス

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UFCウェルター級ノンタイトルマッチ

UFC2階級制覇王者 BJ・ペン(アメリカ)
MMA戦績:25戦16勝7敗2分
SF・WEC
ウェルター級王者
ニック・ディアス(アメリカ)
MMA戦績:34戦26勝7敗1無効試合

UFCウェルター級とライト級の2階級制覇を達成した実績を誇るBJ・ペンが、ストライクフォースとWECでウェルター級チャンピオンに輝いたニック・ディアスと激突します。天才肌のBJ・ペンと雑草魂のニック・ディアスがオクタゴンで雌雄を決する楽しみな好カードですね。

当初、ニック・ディアスはGSPこと、ジョルジュ・サン・ピエールの持つUFCウェルター級タイトルに挑戦するはずでした。しかし、記者会見を無断欠席し、UFCのデイナ・ホワイト社長にタイトルマッチ挑戦権をはく奪されてしまいます。そこで浮上した対戦相手がBJ・ペンなんです。

ウェルター級タイトル奪還へ向けて歩み始めたBJ・ペンとストライクフォース王者として5年ぶりにオクタゴンに凱旋したニック・ディアス。「神の階級」と呼ばれるUFCウェルター級でタイトルマッチ挑戦に近づくファイターは「神童」BJ・ペンでしょうか?それとも、「悪童」ニック・ディアスでしょうか?

試合は、身長で上回るニック・ディアスが被弾覚悟でプレッシャーをかけ、BJ・ペンを打ち合いに巻き込もうとする展開で始まります。一撃一撃力を込めてパンチを打ち込むニック・ディアスに対して、BJ・ペンは下がりながらもインサイドからコンパクトなカウンターで応戦。BJ・ペンは左ジャブから右フック、右ストレートの基本に忠実なコンビネーションを叩き込んでいます。

1ラウンド中盤、ニック・ディアスのタックルをかわしたBJ・ペンがテイクダウンを奪い、バックからパウンドを連打。ニック・ディアスはパウンドをもらいながらも必死に耐え抜き、再びスタンディングの打撃戦になります。体格的なアドバンテージを持つニック・ディアスはスタンディングの打撃で勝負したいようです。

2ラウンドに入ると、ニック・ディアスが手数を増やしてプレッシャーを強め、BJ・ペンを打ち合いに巻き込もうとします。BJ・ペンは左ジャブを連打してつき離そうとしますが、ニック・ディアスが止まることなく前進。BJ・ペンを金網に追い詰めて、もみ合いながら打撃を連打します。

「ディアスが持ち味の打たれ強さを武器にBJを打ち合いに巻き込んでるよ。体力で劣るBJは金網に追い詰められると苦しいな」と思っていると、2ラウンド中盤、ニック・ディアスがBJ・ペンを金網に追い詰めてパンチを上下に連打します。

「ボディーが効いた!BJは打ち合ってピンチを切り抜けようとしているけど、打ち合ったら手数とスタミナで上回るディアスが圧倒的に有利だよ。BJ、危ないな」と試合の行方を見守る管理人。BJ・ペンはオクタゴンの金網際を回り込み、距離を取ろうとしますが、ニック・ディアスが執拗に追い回し、パンチを打ち込みます。

ニック・ディアスもBJ・ペンのパンチを被弾しているので、ダメージを抱え、しかも、スタミナを消耗して苦しいと思うのですが、勝利にかける執念は凄まじいものがあります。一方のBJ・ペンは足元がフラフラして闘志を体に伝えられない状態です。ニック・ディアスの雑草魂が天才肌のBJ・ペンを飲み込もうとしていますね。

BJ・ペンもニック・ディアスも顔面を腫らしながら迎えた3ラウンド。スタミナが一気に落ちたBJ・ペンに対して、ニック・ディアスが休まず前に出てパンチを打ち続けます。BJ・ペンも必死にパンチを出して応戦しようとするのですが、ニック・ディアスのパンチを浴び、後退する場面が目立ちます。管理人は、これだけ打たれ続けるBJ・ペンを初めて観ました。

試合は、ニック・ディアスがBJ・ペンを打ち合いに巻き込み、激しい打撃の交換が続いたまま、試合終了のブザーが鳴り響きます。結果は3人のジャッジすべてがニック・ディアスを支持。ニック・ディアスが5年ぶりのオクタゴンでBJ・ペンを撃破し、タイトル挑戦を強烈にアピールしました。

ニック・ディアスとBJ・ペンのプライドがぶつかり合った凄まじい打撃戦でしたね。試合が進むにつれて、ニック・ディアスの手数と打たれ強さがBJ・ペンのテクニックを封じ込めた試合だったと思います。ニック・ディアスは決して器用なファイターではありませんが、フルラウンド打ち続けられるスタミナと驚異的な打たれ強さ、そして強靭な精神力を持つ不屈のファイターですね。ボクサーのアントニオ・マルガリートを思い出しちゃいました。

大一番で勝ち名乗りを受けたニック・ディアスは試合後のインタビューでオクタゴン・サイドで観戦中のUFCウェルター級チャンピオン、ジョルジュ・サン・ピエール(GSP)に「オレのことが怖いんだろ」と対戦を直訴。「次期挑戦者はニック・ディアスこそがふさわしい」と強烈にアピールしました。

一方、敗れたBJ・ペンは「もうトップレベルの戦いができない。オクタゴンで戦うのは、この試合が最後になると思う」と引退を表明。突然の告白にめちゃめちゃビックリしていますが、BJ・ペン本人が言うように、全盛期の動きのキレや長丁場戦えるスタミナはもうないのかもしれません。顔面を腫れ上がらせ、オクタゴンを去るBJ・ペンの姿を観て、胸がジーンと熱くなりました。BJ、数々の激闘をありがとう!時代の流れを感じた大一番でした。

BJ・ペンvsニック・ディアスの試合結果

試合結果 ニック・ディアスが3ラウンド3-0の判定勝ち。5年ぶりのオクタゴン参戦を白星で飾りました。
【公式ジャッジの採点結果】
  • 29-28
  • 29-28
  • 29-27
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