UFCミドル級ノンタイトルマッチ
| アメリカ | クリス・レーベン MMA戦績:29戦22勝7敗 |
| アメリカ | マーク・ムニョス MMA戦績:13戦11勝2敗 |
UFC屈指のタフネスとド派手なヘアースタイルを誇るクリス・レーベンとパワフルなタックルと破壊的な打撃を誇るマーク・ムニョスが激突するUFC138のメインイベントです。
UFCのノンタイトルマッチはこれまで5分3ラウンドで行われてきましたが、UFC138からノンタイトルマッチであっても、メインイベントは5分5ラウンドに変更されました。新ルール適応第一号となる記念すべき試合です。
クリス・レーベンはUFC132でヴァンダレイ・シウバに衝撃の1ラウンド27秒TKO勝ちを収め、世界中のUFCファンに存在感をアピール。一方のマーク・ムニョスはUFC131で世界屈指の柔術家であるデミアン・マイアに3ラウンド判定勝ちを収め、トップ戦線に浮上してきました。
激戦のミドル級で強豪を倒してトップ戦線に浮上したクリス・レーベンとマーク・ムニョスのサバイバルマッチ。初のUFCタイトル挑戦へ向けて歩みを進めるファイターはどちらでしょうか?ミドル級タイトル戦線の行方を左右する試合が幕を開けます。
試合は開始30秒、懐へ飛び込んで左ストレートを狙うサウスポーのクリス・レーベンに対して、マーク・ムニョスがダッキングでかわし、そのままタックルを決めてテイクダウンを奪う展開で始まります。抜群のレスリング技術を誇るマーク・ムニョスが見事なタックルを決め、激しい打ち合いを好むクリス・レーベンの特徴を消そうとしています。
しかし、テイクダウンを奪われたクリス・レーベンがマーク・ムニョスに主導権を渡さないよう、下からパンチやヒジ打ちを打ち込んで反撃。普通のファイターは下になるとディフェンスを重視して、チャンスがあれば、サブミッションを狙うパターンが多いと思うのですが、クリス・レーベンは下になっても積極的に攻撃するファイターですね。特に下からのヒジ打ちが強烈です。
1ラウンドはマーク・ムニョスが上から攻撃、クリス・レーベンが下から反撃する展開が続き、迎えた2ラウンド。マーク・ムニョスがクリス・レーベンを押し倒して再びテイクダウンを奪います。
すかさず、上から強烈な右フックを連打するマーク・ムニョス。破壊力抜群のマーク・ムニョスのパンチがクリス・レーベンの左目付近に直撃し、クリス・レーベンのまぶたから凄まじい量の血が流れ出します。
クリス・レーベンの出血を確認したレフェリーはドクターにクリス・レーベンの傷口をチェックするよう要請します。「視界にも大きく影響するんで、さすがにストップかも」と状況を見守る管理人。しかし、「本人ができると言うなら続行」という診断が下され、試合が続行されます。
UFC随一の負けん気の強さを誇るクリス・レーベンは左目がほとんどふさがった状態で反撃を試みますが、マーク・ムニョスが自慢の強打を振り回して試合を決めに行きます。クリス・レーベンがタフなので、粘っていますが、並のファイターなら倒れてもおかしくない打撃が入っていますね。
「レーベンが2ラウンドも耐えちゃったよ。ムニョスが思い切り振り回すパンチが入っているんだけどな。とんでもないタフネスと闘争心だよ」と改めてクリス・レーベンの打たれ強さに脱帽する管理人。
しかし、クリス・レーベン陣営が「これ以上の続行は危険」と判断し、試合を棄権。マーク・ムニョスがクリス・レーベンを2ラウンド終了TKO勝ちで下し、サバイバルマッチで大きな勝利を手にしました。
期待通りの凄まじい打撃戦、素晴らしいテクニック合戦でしたね。マーク・ムニョスにとっては初のタイトル挑戦へ近づく大きな勝利になったのではないでしょうか?一方、敗れたクリス・レーベンにとってはタイトル挑戦が遠のく痛い黒星です。
でも、試合内容を考えると、勝ったマーク・ムニョスはもちろん、無念の敗戦を喫したクリス・レーベンにも大きな拍手を送りたくなる試合だと思います。「UFCは本当に選手層が厚いなあ」と改めて実感した記念すべき試合でした。
クリス・レーベンvsマーク・ムニョスの試合結果
| 試合結果 | マーク・ムニョスが2ラウンド終了TKO勝ちでUFC138のメインイベントに勝利。 |

