UFCヘビー級ノンタイトルマッチ
| 元UFC ヘビー級チャンピオン |
フランク・ミア(アメリカ) MMA戦績:20戦15勝5敗 |
| 元UFC暫定 ヘビー級チャンピオン |
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル) MMA戦績:41戦33勝6敗1分1無効試合 |
UFCヘビー級の頂点に立ったフランク・ミアとアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラが3年ぶりに対決する因縁の再戦です。フランク・ミアとアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの初対決は2008年12月。UFC暫定ヘビー級チャンピオンのアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラにフランク・ミアが挑戦し、フランク・ミアがアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラにMMA初のKO負けの屈辱を与え、タイトル奪取に成功しました。
3年の月日が流れ、再びオクタゴンで遭遇する2人のUFCファイター。UFCヘビー級で「最も打撃とグラウンドのバランスが取れたファイター」と賞賛されるフランク・ミアが再び勝利を手にするのでしょうか?それとも「柔術マジシャン」の異名を持つアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラがリベンジに成功するのでしょうか?因縁の再戦はまたしても衝撃の結末を迎えました。
試合は、お互いがパンチを狙うスタンディングの打撃戦でスタートします。体を振りながらパンチを打ち込むタイミングを探るサウスポーのフランク・ミアに対して、オーソドックス(右構え)のアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラが左ジャブを突きながら積極的に右ストレートを狙います。
「初戦は打撃で完敗したノゲイラだけど、この試合はパンチがシャープだぞ。ミアはプレッシャーを感じて後退しているのかな?それとも、カウンターを狙おうとしているのかな?」と思っていると、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラがフランク・ミアを金網に押し込み、スタミナの奪い合いが始まります。
その後、体格、体力で上回るフランク・ミアがアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラを押し倒し、グラウンド勝負に持ち込みますが、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラがすぐに立ち上がり、試合は再び、金網際のもみ合いに。お互いがお互いのスタミナを削る消耗戦になっていますね。
「スタミナの削り合いは予想外の展開だぞ。体力勝負だと、ミアが有利だと思うんだけど、ノゲイラはどこまで付き合うのかな?」と思っていると、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラが組み付きながらフランク・ミアを金網に押し込んで強烈な右のヒジ打ちを連打します。
「あ、効いた!ノゲイラのヒジ打ちは初めて見たかも。抜群のヒジ打ちだよ」とアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの新兵器に拍手を送る管理人。その後、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラがステップバックして距離を取り、強烈な右ストレートをフランク・ミアのアゴに叩き込みます。
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラのベストショットをもらい、フラフラ状態のフランク・ミア。「めっちゃ効いた!ノゲイラ、チャンスだよ」と絶叫する管理人。一気に畳みかけるアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラはフランク・ミアにプレッシャーをかけ、フランク・ミアがしゃがみこんだところで、パウンドを連打!
「あと一息。決まるんじゃない?」と思った管理人ですが、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラはレフェリーの「後頭部を殴らないように」の声がかかると、パウンドを止め、ギロチンチョークを狙います。
得意のサブミッションで勝負に出る「柔術マジシャン」アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ。一気に勝負を決めに行きますが、抜群のグラウンドテクニックを誇るフランク・ミアがアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの足に足を絡めて、ギリギリの状態で耐え抜きます。
そして、一瞬のスキを突いて、フランク・ミアがアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの右腕をつかみ、アームロックを狙います。見る見るうちに苦悶の表情を浮かべるアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ。一回転して何とか脱出しようとしますが、柔術黒帯のフランク・ミアは冷静に対応し、つかんだ腕を離しません。
必死に耐えるアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラですが、最後はフランク・ミアがアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの腕を絞り上げたところで、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラが屈辱のタップアウト!フランク・ミアがリベンジを狙うアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラにMMA初の一本負けを味わわせ、大逆転勝利を収めました。
フランク・ミアが大逆転でアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラを撃破した試合でしたね。ブロック・レスナー戦の大逆転を思い出しちゃいました。大きいけど、俊敏でサブミッションが本当に上手いんですよね。
管理人は、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラがフランク・ミアにパウンドを連打した時点で「ノゲイラの勝ちだな」と思ったのですが、あの状態から逆転を呼び込むのですから、すごいとしか言いようがありません。いろんな意味で、まさかの逆転劇でしたね。
結果的にアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラがパウンドを止めてギロチンチョークを狙いに行った作戦がアダとなってしまいましたが、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの実力を考えると、決して間違った作戦だとは思えないので、執念のグラウンドテクニックで勝利を呼び込んだフランク・ミアの気迫とテクニックを賞賛するしかないですよね。
MMA初の一本負けを喫したアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラは肩を脱臼し、腕を骨折したようです。執念でタップアウトを拒否したアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラですが、大きな代償を払う結果に終わってしまいました。腕が変な方向に曲がっていたので、本当に心配です。手術を受けることが決まったそうなので、一日も早く完治するよう願うばかりです。
衝撃の大逆転勝利を手にしたフランク・ミアはアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラに初めてKO勝ちしたファイター、そしてアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラに初めて一本勝ちしたファイターとして再び脚光を浴びる存在になりそうです。
試合後のインタビューで「ノゲイラが早く良くなることを心から祈ってる。ひとつの敗戦で、彼の功績が色褪せることは決してないし、彼が偉大なファイターであることに変わりはないよ」とアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラを気遣い、ライバルに敬意を払うフランク・ミアの姿は誇り高く、自信に満ち溢れていましたね。
次回のUFC141で激突するブロック・レスナーとアリスター・オーフレイムの勝者が、UFCヘビー級チャンピオンのジュニオール・ドス・サントスに挑戦することが決まっていますが、この試合の勝利で、フランク・ミアが将来の挑戦者候補にリストアップされたことは間違いないでしょう。フランク・ミアが強烈な存在感を放った凄まじい試合でした。
フランク・ミアvsアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの試合結果
| 試合結果 | フランク・ミアがアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラに1ラウンド3分38秒、アームロックで一本勝ち。再戦に敗れたアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラはMMA初の一本負け。 |

