アメリカの人気番組、「The Ultimate Fighter」、通称、「TUF(タフ)」の第1回ミドル級トーナメント優勝者、ディエゴ・サンチェズと、第2回ウェルター級トーナメント優勝者、ジョー・スティーブンソンが激突するUFCライト級ノンタイトルマッチです。UFC人気を支える「The Ultimate Fighter」から生まれた人気ファイター同士の試合ですね。
ディエゴ・サンチェズ、ジョー・スティーブンソンのUFC戦績を比較すると、ディエゴ・サンチェズが10戦8勝2敗、ジョー・スティーブンソンが9戦6勝3敗で、ディエゴ・サンチェズのほうがひとつ上を行っています。興味深いのはディエゴ・サンチェズにとって、この試合がライト級初試合だということです。ディエゴ・サンチェズの動きに注目したいですね。
試合序盤はスタンディングの攻防。身長180センチのサウスポー、ディエゴ・サンチェズは左ストレート、膝蹴りを狙っている印象です。これに対して、身長170センチのジョー・スティーブンソンは懐に飛び込んで右ストレート、左右のフックを狙っています。1ラウンドの印象は、身長、リーチで勝るディエゴ・サンチェズがフットワークを使いながら、前に出てくるジョー・スティーブンソンを上手くいなしている感じです。
2ラウンドに入ると、開始早々、ディエゴ・サンチェズの右フックがジョー・スティーブンソンをとらえ、ジョー・スティーブンソンが一瞬体勢を崩したところへ、ディエゴ・サンチェズが飛び膝!ジョー・スティーブンソンが紙一重で直撃をかわしましたが、1ラウンドに比べて動きが出てきましたね。
1分30秒には、ディエゴ・サンチェズがジョー・スティーブンソンを金網に押し込みますが、ジョー・スティーブンソンが得意のギロチンチョークを狙います。すると、ディエゴ・サンチェズがジョー・スティーブンソンを持ち上げ、そのままオクタゴンに叩きつけ、逆にギロチンチョークを狙います。しかし、ジョー・スティーブンソンはすぐに逃れます。一進一退の凄まじい攻防ですね。
3ラウンドに入っても、スタンディングの攻防が続き、前へ出るのはジョー・スティーブンソンですが、打撃を当てているのはディエゴ・サンチェズという同じような展開。試合はこのまま、判定に持ち込まれ、3-0(30-27、30-27、29-28)でディエゴ・サンチェズが勝ちました。
ジョー・スティーブンソンも常に前へ出て攻撃的な姿勢をみせたのですが、体格で勝るディエゴ・サンチェズが上手く戦いましたね。ディエゴ・サンチェズとジョー・スティーブンソンは相性の問題で、何度戦っても同じような展開で、ディエゴ・サンチェズが勝ちそうな気がします。ライト級で身長180センチのサウスポーは、相手にとって嫌ですよね。

