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ラシャド・エバンス対リョート(LYOTO)

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UFCライトヘビー級チャンピオンのラシャド・エバンスに、日系ブラジル人のリョート(LYOTO)が挑戦するUFCライトヘビー級タイトルマッチ。チャンピオンのラシャド・エバンスは総合格闘技19戦18勝1分、挑戦者のリョートは総合格闘技14戦全勝。総合格闘技で負けを知らないファイター同士の対決で、めちゃめちゃ楽しみですね。

チャンピオンのラシャド・エバンスはレスリングをベースに、パンチを得意とする攻撃的なファイター。スタンディングの打撃に加えて、タイトルを奪ったフォーレスト・グリフィン戦で証明したようにパウンドも強烈です。一方のリョートは空手をベースに、自分の間合いを大切に戦うファイター。UFC94で行われたチアゴ・シウバ戦では、すさまじいKO勝ちを収めています。

実は、今回のタイトルマッチ、ラシャド・エバンスに挑戦するはずのクイントン・ランペイジ・ジャクソンが負傷で試合不可能となったため、挑戦者がリョートに変更されたという経緯があります。リョートは千載一遇のチャンスを活かして、悲願のUFCチャンピオンベルトを腰に巻くことができるでしょうか?

試合はものすごい緊張感が漂う間合いの探り合いで始まります。チャンピオンのラシャド・エバンスは懐に入って勝負したいところですが、サウスポーで長身のリョートが普段よりさらに半身に構えているので、距離が長く、めちゃくちゃ戦いづらそうです。プレッシャーをかけているのはラシャド・エバンスですが、「飛び込んだら、やられる」という感覚があるのかもしれませんね。

間合いの探り合い、フェイントの出し合いと息詰まる展開が続き、迎えた1ラウンド2分、リョートが左ハイキックを狙いますが、ラシャド・エバンスがブロック。惜しくもブロックされたリョートですが、ここからプレッシャーを強め、4分には、左のミドルキックを打ち終わると同時に、左ストレートをラシャド・エバンスの顔面に叩き込む脅威のコンビネーションをみせます。

「すごいコンビネーション!リョートが試合を支配しているよ。ラシャド・エバンスは本当に戦いづらそうだなあ」と驚きを隠せない管理人。2ラウンドに入っても、お互いがお互いの一撃を警戒し、長い距離で様子を見る戦いが続きます。しかしまあ、リョートは本当に懐が深いですね。

1分30秒すぎには、リョートが右ジャブ、左ストレートを打ちながら懐へ入ってきたところに、チャンピオンのラシャド・エバンスがパンチをもらいながらも右フックで応戦する場面がありましたが、「危ない距離」になると、すぐにリョートが離れるので、ラシャド・エバンスは連打することができません。

そして、迎えた3分30秒、右ストレートを打ち込もうとしたラシャド・エバンスより一瞬速く、リョートが左ストレートのカウンターを打ち込み、ラシャド・エバンスの腰が落ちます。「うわ、効いた!」と思わず叫んでしまう管理人。ラシャド・エバンスが崩れ落ちたのを確認すると、リョートが一気に畳みかけ、試合を決めに行きます。

必死に組み付いてピンチを脱出しようとするラシャド・エバンスに対して、リョートがコンパクトなパンチを連打し、フラフラのラシャド・エバンスを金網に追い詰めると、最後は強烈な右フック、左ストレートがラシャド・エバンスのアゴを直撃!失神して、その場に崩れ落ちるラシャド・エバンス。その瞬間、レフェリーが試合をストップし、衝撃のKO勝ちを収めたリョートがUFCの頂点に立ちました。

ものすごいKOでした!UFC92でクイントン・ランペイジ・ジャクソンがヴァンダレイ・シウバを一撃でオクタゴンに沈めた試合に匹敵する衝撃です!空手をベースにしているリョートは、「判定が多く、試合内容が退屈」と一部で批判を受けていましたが、外野を黙らせる完璧な試合内容でした。「UFCで最も防衛が難しい」と言われるライトヘビー級で、リョートがどれだけ防衛を重ねることができるのか、今後も楽しみですね。

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