約6年ぶりのUFC復帰を果たした宇野薫選手が、スペンサー・フィッシャーと対戦するUFCライト級ノンタイトルマッチです。2003年9月のUFC44でエルメス・フランカの右ストレートでオクタゴンに沈んだ宇野薫選手。自らデイナ・ホワイト社長に直訴し、再びUFCのリングに上がります。
試合序盤は、お互いに距離を取りながら相手の様子をうかがう静かな立ち上がり。宇野薫選手もスペンサー・フィッシャーもサウスポーで、フットワークを使いながら、攻撃のチャンスを狙っています。すると、50秒すぎ、スペンサー・フィッシャーの左ストレートをダッキングでかわした宇野薫選手がそのままタックル!ところが、スペンサー・フィッシャーが腰を落として、宇野薫選手のタックルをガッチリと受け止めてしまいます。スペンサー・フィッシャーは体全体の力がありますね。
1ラウンド終盤にも、再び宇野薫選手がタックルに行きますが、スペンサー・フィッシャーが腰を引いてタックルを切り、宇野薫選手に攻撃の糸口を与えません。逆に、左ストレート、右アッパーを中心とした打撃で反撃開始。単発ですが、スペンサー・フィッシャーのパンチは威力がありそうです。
2ラウンドに入ると、宇野薫選手がいきなりタックルを決め、この試合初のテイクダウンを奪います。1ラウンドは両足タックルに行って、上手くかわされてしまいましたが、今回は片足タックルで見事にテイクダウンを奪いました。ただ、スペンサー・フィッシャーが金網を上手く使って立ち上がり、決定的なチャンスを奪うことはできません。
お互いに決定的な場面を作ることができず迎えた最終ラウンド。開始直後から宇野薫選手がスペンサー・フィッシャーを金網に押し付けて攻撃のチャンスをうかがいます。しかし、スペンサー・フィッシャーが体を密着させて宇野薫選手の攻撃をしのぎ、離れ際に強烈な左ストレートや膝蹴りで反撃。宇野薫選手もスペンサー・フィッシャーもかなりスタミナを消耗していますね。
ラウンド中盤はスペンサー・フィッシャーが膝蹴りやパンチを中心に宇野薫選手にダメージを与えますが、残り1分、宇野薫選手が反撃開始。宇野薫選手はスペンサー・フィッシャーを倒して、この試合初めて上のポジションを取ります。そして、パウンドや肘を連打!最後の力を振り絞り攻撃に出ますが、金網近くでポジションが悪く、試合終了のブザーが鳴り響きます。
結果はすべてのジャッジがスペンサー・フィッシャーを支持し、スペンサー・フィッシャーが3-0の判定で宇野薫選手に勝利しました。約6年ぶりのUFC復帰となった宇野薫選手でしたが、スペンサー・フィッシャーのパワーに手を焼き、僅差の判定の末、復帰戦を白星で飾ることはできませんでした。残念な結果に終わってしまいましたが、次の試合に期待です。
